労働収入だけでは足りない方や、いつかは労働ではなく配当で暮らしたい方は、配当収入に憧れますよね。
配当だけで暮らせるなんて夢のようです。
しかし実際に夢ではなく、毎月配当が入ってきて、それによって暮らしている人はいます。
ここでは投資歴10年の筆者が、毎月配当におすすめのポートフォリオを徹底紹介します。
筆者自身の失敗も教えますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
毎月配当や配当生活はできる
毎月労働ではなく配当収入が入ってくることによって、生活までできてしまうのは夢のようですよね。
本当にそんなことができるのかについては、結論として可能であること、また実際にそのような生活を送っている人はたくさんいると言えます。
先ずは可能な夢であることはお伝えします。
1つの銘柄で毎月配当は難しい
毎月配当によって生活することは可能ですが、同時に難しいことも事実です。
難しい理由の一つとして、投資を一つだけ実施していても、毎月配当が入ってくることは困難です。
例えば最もポピュラーな株式投資ですが、毎月配当が入ってくる株式はほぼあり得ません。
半年に一回が一般的ですし、年に一回配当が入ってくるだけの銘柄や、配当を出さない銘柄も少なくありません。
どのような投資でも毎月配当が実現できるわけでは全くありませんので、注意してください。
毎月配当で生活するためにはいくら必要?
毎月配当が理論上可能だということをわかってもらうために、具体的にいくら必要かも計算してみましょう。
これには生活費がいくらなのか、人によって何倍も異なります。
例えば一人暮らしならば、月に10万円でも生活している人はいますよね。
月に10万円の配当ならば、配当利回り次第ではありますが1,000万円以上の元手があれば可能となる人もいるでしょう。
もちろん家族構成や利回りによって異なりますが、よく言われるような1億円や3億円などの大金がなくても毎月配当ができることは、嬉しい結果ですよね。
毎月配当におすすめのポートフォリオ5選
毎月配当を実現するためには、どのような投資を行うのか、同じ投資の中でもどの銘柄やサービスに投資をするのかがとても重要となってきます。
値上がり益ではなく毎月配当が目標ならば、投資する先も変わってくるわけですよね。
ここでは毎月配当に絞っておすすめできるポートフォリオを紹介します。
- ETF
- 投資信託
- 米国株
- 日本株
- 不動産クラウドファンディング
筆者は投資歴が長いため、それぞれ具体的に説明していきます。
毎月配当におすすめポートフォリオ1.ETF
毎月配当におすすめのポートフォリオとして、ETFが挙げられます。
ETFは上場投資信託ですので、投資信託と性質は似ています。
配当における株式投資との違いとしては、株式よりも配当がもらえる回数が一般的に多いですよね。
上手く組み合わせることで毎月配当も実現できるでしょう。
注意点としては、配当だけを見ているとETFの場合は値下がりリスクがあるため、配当はもらっているけれど損の方が大きいといった本末転倒の事態にもなりかねません。
何でもよいわけではなく、しっかりと自分が理解できるETFに投資することがポイントでしょう。
毎月配当におすすめポートフォリオ2.投資信託
毎月配当におすすめポートのフォリオとして、ETFと同時に投資信託もおすすめできます。
どちらも似ていますが、投資信託の価格は1日に1回決まります。
ETFは相場が開いている時は常に上がり下がりを続けるため、トレードがやりたいわけではない方、日々の値動きは見たくないから安定して長期で投資をしたい方には投資信託の方が向いているでしょう。
毎月配当を狙う方は短期での値上がり益を狙うわけではありませんので、精神上も投資信託の方がよいかもしれません。
注意点はETFと同様に、どのような投資信託でもよいわけでは決してなく、手数料が高すぎないか、正しい投資先なのかは必ずチェックする必要があります。
毎月配当におすすめポートフォリオ3.米国株
米国株は毎月配当におすすめです。
一般的に米国株は日本株に比べて、配当回数は多いですし、配当も高い傾向にあります。
ベテランの投資家は米国株を好んでいますよね。
ただし初心者に最初からはおすすめできない理由として、配当だけを見て名前も知らない株に投資することはやめましょう。
日本の株ですら詳しくないにも関わらず、読めないし何をしているのか分からない米国株に投資をしてしまい、配当を受けるどころか理由もわからないまま暴落や倒産までしてしまうリスクもありますよね。
米国株は毎月配当におすすめではありますが、初心者が米国株だけに突然挑戦してしまうことはやめるべきと言えます。
毎月配当におすすめポートフォリオ4.日本株
日本人が一番投資をしているのは日本株です。
日本株だとしても銘柄を複数組み合わせることで、毎月配当を実現することはできますよね。
多くの銘柄が半年に一回の配当で、中間配当がなくて年に一回の配当である銘柄もあります。
日本株ならば馴染みがある会社も多いでしょうし、米国株より先に始めることをおすすめします。
注意点としては他の投資と同じく、配当だけを見て一気にお金を投下することは危険です。
企業は配当を簡単に変えられますので、実際に高配当で有名な銘柄が突然無配になったことも多々あります。
配当だけではなく事業で選ぶことは、毎月配当投資においても必須の考え方と言えるでしょう。
毎月配当におすすめポートフォリオ5.不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングという投資サービスをご存じでしょうか。
株式投資などと比べるとマイナーですが、現在人気が高まっている投資です。
不動産投資というと何千万円という資金が必要ですので、借金をするのが怖い方も少なくないですよね。
それに対して不動産クラウドファンディングでは、1万円から投資ができます。
一人ではなく複数の出資者で、同じ物件に投資をする形となります。
これによりリスクを抑えて投資ができるメリットがありますし、特に大きなメリットとして投資家はほとんど何もやることがありません。
サービス会社が物件を選ぶところから契約、諸業務、管理、売却まで行ってくれるため、投資家はスマホで振り込んだ後は配当を待つだけとなります。
また毎月配当は不動産投資と相性がよいですが、この不動産クラウドファンディングでも毎月配当を実施しているサービスもあります。
配当投資を目指している方と相性のよい投資と言えるでしょう。
毎月配当の注意点
これまで見てきた通り、毎月配当は実現可能です。
夢の配当生活はどなたでもできるわけですよね。
ただしそれぞれのポートフォリオでも注意点を述べてきましたが、ここで改めてお伝えします。
- 配当のペースが変わる
- 減配や無配のリスク
どのような投資でも、どのようなやり方でも大丈夫なわけでは決してないので、ぜひ参考にしてみてください。
毎月配当の注意点1.配当のペースが変わる
毎月配当といっているわけですから、毎月配当が振り込まれ、それによって生活することが最終ゴールですよね。
これに合わせて投資を選んでいくわけですが、配当のペースが変わる可能性は常に注意が必要です。
労働においては毎月給料が振り込まれることは当たり前ですが、配当については予定通りに支払う必要は原則ありません。
あくまで予定利回りと予定配当ペースですので、絶対的な指標とはせず、参考として考えるべきでしょう。
特に配当で生活をしようとしている方は、1つの投資や1つの銘柄だけを信じ切ってしまうのではなく、リスクヘッジは必須となると言えます。
毎月配当の注意点2.減配や無配のリスク
毎月配当の注意点として、配当が減ることや無配になるリスクは常にあります。
具体的な話になりますが、筆者は長年株式投資も行っています。
数年前には日本株の中で最も配当が高い1社であった日産がありました。
筆者は配当に惹かれて日産に財産の多くを投資していましたが、ご存じの不祥事によって日産の株価は急落し、かつ日本トップレベルであった配当はなんと無配になりました。
未だに日産は無配ですし、株価も含み損のままです。
このように配当は会社の都合で簡単に変わってしまいます。
筆者のように痛すぎるダメージを負わないためにも、配当は減ることや無くなることがある前提で、投資ポートフォリオを組む必要があるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
毎月配当を実践しているブログはある?
毎月配当は夢のようですが、机上の空論ではなく実際に達成している人はいるのでしょうか。
結論として本当に達成している人はいますが、お金の話ですしそれを公開している人は極めて稀でしょう。
それでもブログにおいて、本名ではないにしても毎月配当生活を公開している人は存在します。
マメなブログにおいては、毎月どのような投資からいくら入ってきたかを何年も書き続けているものもあります。
より具体的なイメージを持ちたい方は、ブログを参考してみることもよいかもしれません。
まとめ
夢の毎月配当は実現可能です。
一つの投資に丸投げすれば簡単に達成できる話ではありませんが、しっかりとポートフォリオを組むことで誰でも可能と言えます。
ぜひここで紹介したポートフォリオを参考にしてみてください。
また減配や無配についても、筆者の失敗をふまえて、注意してもらえれば幸いです。
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