「iDeCo」をご存知ですか?
国が定めた個人向けの年金といわれており、これからのセカンドライフに向けた資産形成を目的としています。
よく聞く国民保険や厚生年金とは違い、自分で運用することで資産を増やせる年金制度というのが特徴です。
うまく活用すれば資産形成に繋がる可能性があるので、今回はSBI証券でiDeCoを利用するメリットに加え、仕組みやはじめ方についても解説していきます。
参考記事→Tポイント投資(ネオモバ)のやり方・攻略法【2020年完全版】
Contents
iDeCo(個人型確定拠出年金)の概要を簡単に紹介
まず初めにiDeCoとは何かを簡単にまとめておきます。
冒頭でも述べた通り自分で作る年金制度の事です。
毎月一定の金額を積み立てて、予め用意されている定期預金や保険、投資信託などの商品を自分で運用して、60歳以降に一時金もしくは年金で受け取れるものになります。
60歳までは引き出すことができないので、年齢だけ注意してください。
年齢制限
日本に在住している20歳から60歳未満であれば原則誰でも始めることができます。
SBI証券が定期しているiDeCoも加入対象者上限がありますが、自分が対象者か分からない時に判定フォームが公式サイトに設置されているので、診断してみると一発で結果がでます。
いくらからできるか
最低月額5,000円から掛け金の積み立てができるようになっています。
拠出限度額が決まっており、その範囲内であれば1,000円単位で自分で好きな額を決めることができます。
この拠出限度額は自営業、公務員、専業主婦など職業により金額が違い12,000円~68,000円の間にあります。
iDeCo(個人型確定拠出年金)と企業型確定拠出年金の違い
自分で掛け金をかけて資産形成を目的としていますが、個人型のiDeCoと企業型ではどんな違いがあるのか説明していきます。
企業型確定拠出年金
企業型確定拠出年金は略してDCといわれており、企業が毎月一定の掛け金を拠出して、運用を加入者つまり従業員自ら行う企業年金制度になります。
拠出額だけが決まっているので、従業員が運用責任を負担して、成果により受け取る額が変わってくるという仕組みになります。
この確定拠出年金制度に加入している企業の従業員だけが加入できるようになっているので、公務員や自営業、専業主婦の方は加入する事ができません。
また毎月の掛け金に関しては給与として支払われないので、非課税になります。
そして運用中の利益に関しても非課税になり、例えば転職したとしても転職先に移動する事ができます。
iDeCo(個人型拠出年金)
これは企業とは違い私的年金制度で国民年金基金連合会が運用しています。
自営業や専業主婦の他、定年退職など企業に勤めてない人はもちろん会社員や公務員など、企業型確定拠出年金に加入していても利用出来る特徴があります。
国民年金と厚生年金を組み合わせることで、今よりも豊かな老後の生活を送るための資産形成の1つとして始められる制度です。
iDeCoには大きな税制上のメリットがあるので、有利に資産運用をする事ができます。
SBI証券でiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用する4つのメリット
先程税制上のメリットがあるとお伝えしましたが、SBI証券のiDeCoを利用することで得られる4つのメリットを紹介します。
4つのメリットは、
- 住民税と所得税が軽減できる
- 運用収益が全て非課税になる
- 受け取る際にも所得税が軽減される
- 商品数と本数が多いので自分にぴったりのものを選べる
です。
将来受け取るだけでなく、運用中も節税しながら運用できるので、目を通してください。
住民税と所得税が軽減できる
iDeCoの様に個人型確定拠出年金は掛け金を加入者本人が負担します。
その場合毎月掛け金全額が所得税控除の対象になるので、所得税だけでなく住民税も軽減されるのが第一のメリットです。
例を上げると年700万のAさんと言う方が毎月23,000円掛け金を積み立てしたとします。
その場合年間約83,900円も住民税と所得税が軽減されるという事です。
運用収益が全て非課税になる
iDeCoは60歳になるまで掛け金を積み立てますが、60歳までは引き出すことはできないと言いました。
ですが、60歳まで積み立てしてでた配当金や利息そして売却益に関する運用益は全て全額非課税になります。
これが通常の株式投資だった場合、配当金や売却益には税金がかかってくるものです。
配当金や売却益は大体20%以上の税率があり税金が課せられるようになっており、投資信託も同じように税金が課せられるようになっています。
10万円の売却益がでた場合大体2万円が課せられるという事です。
ですが、iDeCoの場合これらの税金は全て非課税になるので、運用益を全て丸ごと次の運用資産として使うことが出来るということです。
受け取る際にも所得税が軽減される
iDeCoは受け取り方法として一時金以外に年金として受け取る方法の2種類があり、どちらか好きな方を選ぶことができます。
一時金として受ける場合退職所得控除の対象となり、年金として受け取る時は公的年金等の控除対象になるので、どちらも所得税の控除が受けられるということです。
商品数と本数が多いので自分にぴったりのものを選べる
SBI証券はiDeCoの運用を10年以上しているため、商品のラインナップがかなり充実しています。
iDeCo向けの金融商品はSBI証券の場合37本のオリジナルプランの他、36本のセレクトプランの2つから選ぶことができます。
どちらのプランも色んな商品をバランスよく取り揃えているので、自分の投資スタイルに合わせて選べるメリットがあります。
税制の優遇があるのはSBI証券のかなり大きなメリットで、NISAにも同じような税制優遇がありますが、拠出時に優遇措置が無いことを思えばSBI証券の所得税控除は他に劣らない大きなメリットと言えます。
SBI証券でiDeCo(個人型確定拠出年金)を始めるステップを紹介
SBI証券でiDeCoを始めるには口座開設と掛け金を決めて商品を選んでからスタートになります。
運用の手順は、
- 口座開設
- 掛け金の拠出
- 掛け金の運用
- 給付金の受け取り
という手順になっています。
詳しく説明していくので、手順にそって始めてみてください。
公式サイトのURLも記載しておきます。 https://site0.sbisec.co.jp/marble/multiget/rightmenu/visitor.do?Param10=search_dc&Param9=dc_guide_03.html&Param8=guide&Param7=dc&Param6=dc.guide
口座開設
口座開設のやり方を1から説明していきます。
新規加入手続きをする
まず拠出をスタートするまでにiDeCoの管理講座を開く必要があります。
公式サイトを見ると「新規加入手続き」ボタンがあるので、それをクリックしてください。
資料請求
次に「今すぐ資料請求」のボタンが出てくるのでクリックすると、申し込みに必要な書類が一式届くようになります。
必要書類を送る
届いた書類の中に返信用封筒が入っているので、必要書類を送り返してください。
IDとパスワードを受領
国民年金基金連合会で加入資格の確認と手続きが完了すると、状況に応じて通知書が郵送されてきます。
これからiDeCoを管理・運用するためのサイトにログインするためのパスワードとIDが記載された用紙も送られてくるので大切に保管してください。
運用スタート
ここまでできれば、いよいよ運用スタートなので、次に移ります。
掛け金の拠出
毎月のお金を積み立てていきます。
自営業の方は口座振替、会社員の方は給料から天引きするか口座振替で掛け金の拠出をしてください。
掛け金の額は拠出限度額の範囲までであれば、1,000円単位で自由に決めることができますが、最低5,000円~になります。
口座振替の場合毎月26日になり、前納や追納はできないので注意してください。
この限度額は加入者により変わってきますが、年金加入している方は12,000円、専業主婦の方は23,000円、自営業の方は68,000円です。
掛け金の運用
次に積み立てた年金資産の運用をしますが、豊富なラインナップの中から自分が運用する金融商品を選んでいきます。
SBI証券のiDeCoの運用商品の選択に関してはネット上でする事ができ、運用商品は大きく分けると2つあります。
掛け金配分の設定と変更
これは毎月掛け金で購入する商品の配分を設定もしくは変更ができます。
加入者は所定の商品の中から、自分で判断して商品を選択しますが、1%単位で掛け金の配当ができるようになります。
分かりやすく言うと、
- Aという定期預金には29%
- Bという年金保険には30%
- Cという投資信託には41%
という感じでかなり細かい選択ができるようになっており、はじめに送られてくる同封書類の中に掛け金配分設定届が入っているので、そこで配分設定はすることができます。
積立資産の預け替え
例えば今保有している商品を全部もしくは一部売却したら、他の商品を購入できるということです。
売却する商品の口数と預け替えをしたい商品で設定すれば、売却で得られたお金で違う商品を購入できます。
ちなみにこの場合解約手数料を取られる可能性もあるので、商品説明の資料にはしっかり目を通してください。
給付金の受け取り
iDeCoで運用した資産は60歳を過ぎれば老齢給付金として受け取ることができます。
受け取りできる年齢になった時に、SBI証券から通知が届くようになるので、受け取り方法は自分で選べるので安心してください。
SBI証券では
- 一時金として一括で受け取る方法
- 年金として分割で受け取る方法
- 併用して受け取る方法
の3種類があります。
年金で受け取る場合は受給期間を5年~20年の5年ごとで選ぶことができます。
受け取り開始時期は原則60歳~70歳までの間で自由に決められますが、この時期だけ覚えておいてください。
まとめ
iDeCoって何?と思われる方もいたと思いますが、自分で年金制度を作ることが出来るということです。
これまでiDeCoの名前は知っていても出来なかった方もいるかもしれせんが、税制上のメリットがかなり大きいので、やってみてもいいと思います。
iDeCoをしている所はたくさんありますが、税制上のメリットがこんなにあるのはSBI証券だけです。
どこにしようか悩んでいるなら、ぜひSBI証券でiDeCoの運用を初めてみてはいかがですか。