現金での投資はハードルが高く、まずは流行りのポイント投資から検討されている方もいらっしゃるかもしれません。

様々なポイント投資がある中でも、docomoユーザーの方の多くが利用するdポイントを活用した「日興フロッギー+docomo」というサービスをご存知でしょうか?

日興フロッギー+docomoは、NTTドコモとSMBC日興証券が提携し、dポイントを活用して株式投資できるサービスです。

日興フロッギーはSMBC日興証券が提供する投資初心者向けのサービスで、様々な企業の紹介記事を起点に、「学びながら気になった株を100円からすぐ買える」という新しい投資スタイルを提供しています。

日興フロッギー+docomoはdocomoのdアカウントとSMBC日興証券の口座を連携させ、dポイントを最低100ポイントから約3,700銘柄の国内株式・ETFの購入代金に充当することが可能です。

また株式取引に応じてdポイントを貯める、dポイント進呈サービスが提供されます。

dポイントユーザーで株式投資に興味はあるけど、いきなり現金で取引するのはハードルが高い、と感じられる方にはありがたいサービスといえるでしょう。

今回は「日興フロッギー+docomo」のメリット・デメリットや、向いてる人の特徴などを中心にお伝えしていきます。

大元のdポイント投資について知りたい人は、下記の記事を参考にして下さい。

関連記事⇨dポイント(ドコモ)投資のやり方・攻略法・コツ【2020年完全版】

日興フロッギー+docomoとは?概要をわかりやすく解説

日興フロッギー+docomoの3つの特徴・メリット

それでは日興フロッギー+docomoには、どのような特徴・メリットがあるのでしょうか?

以下で詳しく見ていくことにしましょう。

①dポイント100ポイントから国内株式に投資ができる

日興フロッギー+docomoでは、現金ではなくdポイントを利用して投資することができます。

株式投資は最低でも数万円の資金が必要で、高いものでは数百万円の資金を投じなければななりません。

初めて投資をされる方にとって、ポイントを活用できることはありがたいことでしょう。

対象の銘柄は、国内の株式・ETF(上場投資信託)約3,700銘柄で、上場企業のほぼ全てが購入可能です。

株式投資は様々な投資の中でも比較的リスクが高く、相場の急な変動などにより、大きく資産を減らしてしまう可能性があります。

多くの場合、大切なお金を投じて行うことになると思いますが、日興フロッギー+docomoではdポイントを活用できるため、安心して投資を始めることができるでしょう。

②記事で学びながら株が買える

日興フロッギー+docomoのサイトのトップページには、様々なカテゴリーに分類された記事が並んでおり、気に入った会社や注目したい会社に出会えれば、すぐにその記事の株を購入することができます。

株式投資で最も避けたいことは、どのような事業を行っているのかわからない企業の株を買ってしまうことです。

たとえば「雑誌で紹介されていたから」、「ランキングで上位にあったから」などという理由だけで株を購入することは大変危険な行為といえます。

なぜならば、知らない会社の株を買うということは、その会社の株価がどのような時に影響を受けるのかわからないためです。

そこで日興フロッギーは、まず様々な記事を読みながら、気になる企業を見つけて株を購入することができます。

連載型の初心者コンテンツも多くあり、難しいイメージのある投資をより身近に感じることができるかもしれません。

このように投資の入口を広げてくれることは、投資初心者にとっては大変ありがたい仕組みであるといえるでしょう。

③NISA口座に対応している

現在では様々な少額投資サービスが存在しますが、NISA口座に対応していないのが現状です。

ところが日興フロッギー+docomoは、NISA口座に対応してくれるためお得に投資をすることができます。

NISA口座とは1年間で120万円までの買付を行い、そこから得られた売却益や配当金に対する税金が非課税になる口座です。

NSIA口座非対応の場合、売却益や配当金を受け取ると、所得税・住民税合わせて20.315%の税金を納める必要があります。

NISA口座を活用できることは、効率的に利益を得るためにはありがたい仕組みといえるでしょう。

日興フロッギー+docomoを利用する際の3つのデメリット・注意点

続いてデメリットを見ていくことにしましょう。

日興フロッギー+docomoはSMBC日興証券の口座で運用されますが、一般的な証券口座とは仕組みが少し異なります。

①売買手数料が割高

日興フロッギー+docomoは100万円まで手数料が0円で購入できますが、100万円以上では取引金額の1%の手数料が発生します。

多くの株が100万円未満で購入できることから、あまりデメリットに感じられませんが、ネット証券と比較すると割高な手数料といえるでしょう。

<2020年3月現在 ネット証券主要4社の手数料比較>

証券会社

100万円以上の売買手数料

SBI証券

1,013円

楽天証券

1,013円

マネックス証券

2,200円

GMOクリック証券

917円

日興フロッギー+docomoで100万円の株式を購入した場合、取引金額の1%で1万円の手数料が発生します。

ただし購入時と売却時の手数料は異なり、100万円以下の売却の場合は取引金額の0.5%、100万円を超える場合は1%の手数料が発生します。

つまり100万円以下の売却であれば、常に取引金額の0.5%が手数料として引かれてしまうのです。

売却時の手数料も割高であることは、日興フロッギー+docomoのデメリットといえます。

②初心者にとって始めやすい投資信託が用意されていない

日興フロッギー+docomoで購入できる金融商品は、国内の株式とETF(上場投資信託)のみです。

似たような少額投資サービスの多くは、株式だけではなく、投資信託も用意されていることが多いです。

投資信託は初心者の方でも始めやすいことが特徴です。

株式投資の場合、タイミングを見極めたり企業分析をしたりと、ある程度の知識と経験が必要です。

ところ投資信託は、運用に関してはファンドマネージャー(プロの運用者)が行うため、知識や経験がなくても資産運用に挑戦できます。

日興フロッギー+docomoは投資信託を扱っていないため、比較的リスクが高い株式投資からスタートすることになります。

③元本割れする可能性がある

日興フロッギー+docomoで扱っている金融商品は、株式とETF(上場投資信託)であるため、元本割れをする可能性があります。

円預金などリスクの低い金融商品は、元本保証がされリスクが低いため、リターンも必然的に低くなるのです。

「リスク=危険」と認識されている方が多いですが、正しくは「振れ幅」です。

金融商品におけるリスクは、相場の変動幅が見込めず、確実にリターンを読むことのできないことを指します。

一般的にリスクが高いと、その分期待できるリターンも高くなります。

投資対象が株式やETFである場合は、リターンが望める分、投資金額を下回る可能性もあるということを理解しておきましょう。

日興フロッギー+docomoの始め方をわかりやすく解説

それでは実際に、日興フロッギー+docomoを始め方をお伝えしていきます。

日興フロッギー+docomoを始めるためには、SMBC日興証券に口座開設を行う必要があります。

以下のURLから口座開設を進めていきましょう。

SMBC日興証券:https://op.smbcnikko.co.jp/entry?csstype=froggy&aadata=seo_f|||apply_frg_sf_S-3

①個人情報の入力

身分証明書などに記載されている情報と、同一の情報を入力していきましょう。

②国籍・職業の入力

国籍と職業を入力しましょう。

また上場会社等の重要な情報を知り得る立場であるかどうかですが、会社役員や投資家などでなければ「いいえ」を選択してください。

③本人確認書類の提出

本人確認書類は、①マイナンバー通知カード+運転免許証やパスポート、②マインバーカードのいずれかのパターンで提出しましょう。

提出方法はスマホなどで撮影しWebアップロードもしくは、郵送のいずれかを選ぶことができます。

④金融機関の選択

日興フロッギー+docomoからの送金先口座の情報を入力しましょう。

なお必ず本人名義の口座を選択してください。

⑤証券総合口座の設定

NISA口座や特定口座の申込み内容の選択を行いましょう。

NISA口座は1年間の投資金額が120万円までであれば、投資によって得られた売却益や配当金にかかる税金が非課税となる口座です。

一方特定口座は課税口座で、源泉徴収のあり・なしを選択することができます。

確定申告の義務がない方であれば、源泉徴収ありを選択するといいでしょう。

何を選択すべきわからない場合は、「初めての方におすすめのセット」を選択するといいでしょう。

⑥各種規定等の確認と同意

書面を確認し、同意できればチェックボックスにチェックを入れましょう。

⑦申込み内容の確認

最後に入力した情報を確認し、入力必須項目に該当するものをチェックを入れていきましょう。

⑧マイページにログイン

先ほど入力したメールアドレスに、マイページへのログイン案内が届きます。

ログインし、口座開設手続きを完了させましょう。

日興フロッギー+docomoが向いている人の特徴は?

株式投資を始めてみたいけれど、いきなり現金を投じるのは怖い、と感じられている方にとっては始めやすいサービスとなっています。

日興フロッギー+docomoはdポイントで株が購入できるため、投資へのハードルを下げてくれるといえるでしょう。

またサイト内の記事を読むことで、dポイントが2ポイント付与される特典もあり、学びながらポイントを貯め、貯まったポイントで投資することができます。

dポイントを上手く活用し投資を行っていきたい方にとっては、効率的に利用できるサービスであるといえます。

日興フロッギー+docomoのキャンペーン情報まとめ

2020年4月現在で行われているキャンペーンは、以下の2つです。

①dポイント総額300万ポイント山分けキャンペーン(6月30日まで)

キャンペーン期間中に、サービスサイトのキャンペーン申込みフォームからエントリーした方の中から抽選で6,000名にdポイントが500ポイントプレゼントされます。

②dアカウント連携キャンペーン(6月30日まで)

キャンペーン期間中に日興フロッギーにおいて、dアカウント連携を行った方にdポイント最大200ポイントがプレゼントされます。

まとめ

dポイントユーザーで、株式投資を行ってみたいと考えられている方にとって、日興フロッギー+docomoは始めやすいサービスといえます。

またdポイントをもっと有効活用していきたい方にとっても、投資をしながらポイントを貯めることができるため、投資をしながらお得にポイントを貯めることも可能です。

始まったばかりのサービスではありますが、これを期に投資デビューしてみるのいいかもしれません。