「将来のお金のことが心配だから、少しでも将来に向けて資産運用を始めようと思っている。
手軽に始められるポンタカードのポイント投資を始めようと思っているけど、実際の評判はどうなんだろう?」
そういった方にむけて記事を書いていきます。
最近は人生100年時代と言われ、老後資金を貯めるための自助努力が求められる時代になっています。
金融庁は報告書で「老後のために2,000万円の貯蓄が必要」と公表し、大変話題になりました。
そんな中、気軽に始められる資産運用の手段として注目を集めているのが「ポイント投資」です。
今回はポイント投資サービスの中でも、ローソン等で利用できる「ポンタポイント」を使った投資サービスについて紹介します。
筆者が、実際にポンタポイントで運用をして感じた感想や、他の利用者の口コミ・評判等も紹介していくので、是非参考にしてください。
Contents
ポンタカードとは
ポイント投資の説明に入る前に、カンタンにポンタカードの概要を説明しておきます。
ポンタカードってどんなカード?
ポンタカードとは、ポンタと提携しているお店やネットサービス等を利用した際に貯めることができるポイントサービスです。
貯めたポイントはお店やネットサービスで使用したり、景品と交換することができます。
年会費は永年無料なので、ポンタ加盟店でお買い物をする方は作っておいて損はありません。
ポンタカードはどこで使える?
ポンタカードは、様々なお店で使える共通のポイントカードです。
具体的に使える主なお店の例をあげると、
- ローソン
- すき家
- GEO
- ケンタッキーフライドチキン
- ピザハット
などがあります。
他にも、旅行関係や百貨店、ネットショッピングやファッション・美容など幅広いサービスでポイントが溜まります。
参考:提携店・サービス | Ponta Web[Pontaカード/Pontaポイント]
ポンタカードの3つのメリット
ポンタカードには様々なメリットがあります。
具体的なメリットは以下の3つです。
- 加盟店が多い
- ポイント還元率が高い
- dポイント・リクルートポイントと相互交換が可能
それぞれ説明しておきましょう。
①加盟店が多い
先ほどもご紹介した通り、加盟店が多いことがポンタカードの魅力の一つになっています。
加盟店が多くオンラインでも使えるサービスも多いため、ポイントを貯めやすいです。
ポンタカード公式の情報によると、加盟企業は117社が加盟(2018年2月時点)しており、全国どこでも使えるカードとなっています。
②ポイント還元率が高い
ポンタカードは還元率が高い点も魅力の一つです。
特に「シェルポンタクレジットカード」を活用すると、ローソンでお買い物した場合ポイント還元率がなんと2%。
シェルが発行しているカードであるため、シェルで給油を行なった際も、1Lにつき2ポイントが還元されるのでオトクです。
クレジット機能がついていないポンタカードは提携店舗でしかポイントを貯められませんが、クレジットカード機能付きのポンタカードを使うことで、
- 携帯代
- 光熱費
- 買い物
など、提携店舗以外でも、1%の還元率でポンタポイントを貯めることができます。
2019年7月現在は、シェルポンタクレジットカードに申し込むことで、最大3,000ポイントを還元するキャンペーンも実施されています。
日常的にポンタポイントを貯めていて、これからポンタポイントで投資を始めようとしている人はぜひ活用してみてください。
③dポイント・リクルートポイントと相互交換が可能
ポンタカードは、dポイントとリクルートポイントと提携しており、相互に交換することができます。
docomoの携帯電話を使っている方は、ポンタカードで貯めたポイントをdポイントに変えて携帯料金を支払うなんてこともできますね。
じゃらんやホットペッパー等リクルート系のサービスをよく使う人にも、ポンタカードはオススメです。
レストランや居酒屋で使用すれば2%のポイント還元を受けることができるので、どんどんポイント貯まっていきますよ。
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Pontaポイント運用サービスとは?
それではここから、ポンタポイントを活用した投資サービスの内容について説明をしていきます。
ポイントでどうやって投資をするの?
ポンタポイントは20ポイント単位で投資をすることができます。
ポンタの運用サービスに会員登録をして、PontaWeb認証を行うとポイントを連携することができます。
証券会社や銀行の口座を作る必要がないので、気軽かつすぐに投資を始められます。
また、ポイント運用通帳がweb上で確認できますので、いつでも運用成果を確認することができます。
何に投資をするの?
ポンタポイント運用では株・ETF・REITに投資をすることができます。
それぞれの特徴を簡単に抑えておきましょう。
株
株とは個別企業の株式のことです。
株は企業業績等によって変動し、業績がいい時には株が上がり、悪いときには下がります。
ポンタで投資をすることができる具体的な銘柄は以下の通りです。(2019年7月時点)
- ゲオホールディングス
- 日本航空
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- リクルートホールディングス
- ローソン
投資信託への投資は、自分が何に投資をしているのかの実感が得にくいのですが、株式の場合は投資先が明確です。
ポンタポイントは日本を代表する企業の株に投資できるので、投資を身近に感じられるのではないでしょうか。
ETF
ETF(Exchanged Traded Funds)とは、特定の指数に連動する上場投資信託です。
日経平均のような代表的な投資指数に連動させることで、投資家は日経平均の変動にあわせて同じリターンを得ることができます。
現時点で、ポンタポイントで投資が出来るETFは以下の通りです。(2019年7月時点)
- 上海株式指数・上証50連動型
- ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
- 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型
REIT
REIT(Real Estate Investment Trust)とは、投資家から集めた資金で不動産を購入して運用し、利益を分配する投資信託の1種です。
不動産投資の特徴は賃料収入が安定しているため、株に比べると長期的な利回りが安定しています。
しかし、現物の不動産投資には多額の資金がかかります。
そこで、投資信託の仕組みを使って多数の人からお金をあつめて不動産を購入し、その利益を分配するのがREITです。
REITの仕組みを使うことで、少額投資でも大型ビル等の巨額な資金を必要とする投資対象に投資をすることが可能となります。
ポンタポイント運用で投資ができるREITは、以下の通りです。(2019年7月時点)
- ジャパンリアルエステイト投資法人
Pontaポイント運用サービスの2つのメリット
ここからは、ポイント投資の2つのメリットについて説明をしていきます。
①手軽に投資ができる
ポンタカードでの投資のメリットはなんといってもその手軽さです。
証券口座を作ることなく、すぐに投資を開始できるので、投資初心者が投資をするには最適だといえるでしょう。
②リスクを取らずに投資を学べる
本来投資は余裕資金で行うものです。
生活資金を切り詰めてまで、行うものではありません。
しかし、投資にのめりこんで、つい金額を大きくしてしまう方もいます。
金額を大きくしてしまうと、リーマンショックのような世界的恐慌が起きた場合には、大きな損失を被ってしまう場合もありますので注意が必要です。
しかし、ポイント投資であれば基本的に生活を脅かすような多額の投資ではありません。
決められた範囲内で投資を楽しむことができる点は、ポンタカードでの投資のメリットの一つと言えるでしょう。
Pontaポイント運用サービスの3つのデメリット
ここからは、ポンタカードで投資をする際のデメリットについても確認しておきましょう。
①手数料が高い
ポンタカードで投資を始める際は、ポンタカードを銘柄ポイントに返還しなければいけません。
そして、銘柄ポイントをポンタカードに戻すタイミングで、20ポイントにつき1ポイントの手数料がかかります。
20ポイントにつき1ポイントとは、パーセンテージに直すと5%分にもなります。
銘柄切り替えや未運用ポイントと呼ばれる運用停止状態にする際は手数料がかかりませんが、最終的にポイントを利用できる形にする際には必ず5%相当の手数料がかかってしまいます。
②選べる銘柄数が少ない
今後増える予定ではありますが、ポンタポイントで運用できる投資対象銘柄はまだまだ少ないのが現状です。
投資に慣れてくると、新聞やインターネット等で情報収集をして購入銘柄を選定する人も多くなってきます。
しかし、ポンタポイントで運用できる銘柄は多くは無いため、投資をしたい銘柄に投資をできないことが多いでしょう。
③株主優待は受けられない
株式に投資をする一つの楽しみは株主優待です。
お気に入りの企業の割引券や商品を受け取ることができる株主優待は投資をする一つの動機にもなっています。
しかしポンタポイントでの運用では株主優待を受けることができません。
株主優待を目的として投資をするのであれば、証券会社等で現金を使って株を購入する必要があります。
ポンタポイントでの投資に対する口コミは?
ポンタポイントでの投資について世間の人々はどのように感じているのでしょうか。
口コミを見ていきましょう。
ポンタポイント運用に好意的な意見
ポンタポイントに好意的なクチコミはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
簡単に投資ができる
ポンタポイントという普段から使いなれているもので投資を始められることに共感を覚える方も多いようです。
投資をしたことが無い方にとって証券会社や銀行で投資信託や株を購入するのはやはりハードルが高いものです。
ポンタポイントでの運用は貯めたポイントで気軽に始められるため、投資初心者にとって敷居の低い投資であると言えるでしょう。
ポイントの無駄使いが無くなる
ポイントでお買い物をする場合はお得感があるので、ついつい無駄なものを買ってしまうという方も多いようです。
ポイントは自分で払ったような感覚にならないため、あまり値段を気にせずに買ってしまったりしますよね。
貯まったポイントで投資をしていけば、ポイントを無駄使いをすることなく貯めていくことができますの。
ポンタポイントでの運用に否定的な意見
ポンタポイントでの運用に否定的な意見を持つ方は何を不満に感じているのでしょうか。
手数料が高い
やはり、手数料5%相当は高いと感じる方も多いようです。
投資の世界では、手数料の高さは収益性に直結します。
特に金融機関での取引に慣れている方は手数料について不満に思う方も多いでしょう。
投資したい銘柄が無い
ポンタポイント運用の投資対象銘柄は現状ではかなり少なく、投資に詳しい人にとっては物足りないと思われることも多いようです。
ポンタポイントで運用を始める前に投資をしたい銘柄があるかどうかは、確認しておいた方がよいでしょう。
まとめ
今回の記事では、ポンタポイント運用についてご紹介しました。
ポンタポイント運用は気軽に投資が始められるため、投資経験がないポンタカードユーザーには一定の支持を得ています。
ポンタポイントの投資によるリターンだけで十分な資金を貯めることは難しいですが、本格的な投資を始める良いきっかけになるはずです。
興味を持たれた方は、ぜひポンタポイントでポイント投資を始めてみてはいかがでしょうか?